どんなゲームなのか?プロジェクトの将来性はどうなのか?等について解説したいと思います。
2,プロジェクトの将来性について
3,今後のプロジェクトの予定と参入機会
私の投資経験は10年ほどですが、現在会社員をやりながら、8桁の資産を運用しています。
仮想通貨の投資歴は凡そ1年足らずですが、日々勉強し、その中から役立つ情報を整理してわかりやすく解説します。
事実を書き並べるだけのブログではつまらないので、要点を絞り考察や自分の考えを含めて解説しておりますので、ご了承願います。
元素騎士 Online MetaWorld とは
プロジェクト概要
「元素騎士 Online MetaWorld」は3DのMMORPGタイプのブロックチェーンゲーム(以下 BCG)のタイトルの一つです。
このゲームは既にスマホや任天堂スイッチなど様々なデバイスでプレイされている「元素騎士Online」というゲームをブロックチェーン対応化させたゲームになります。
元々は日本で発売された「エレメンタルナイツオンライン」という人気ゲームのライセンスをもとに中国版として開発されたゲームです。
「元素騎士Online」は累計ダウンロード数800万以上、2012年に台湾で「Game of the year金賞」を受賞しているゲームであり、今回の「元素騎士 Online MetaWorld」はその続編という位置づけになります。
ゲームの開発は2021年の12月に発表されましたが、実際のゲームのリリースは2022年8月を予定されており、現在開発中のプロジェクトとなります。
ゲームの概要
冒頭でも述べた通り、元素騎士 Online MetaWorld(以下、元素騎士)は、3DタイプのMMORPGです。
タイトルにMetaWorldとあるように、メタバース銘柄を謳っており、ゲーム内で様々なプレイヤー同士のコミュニケーションや活動を共有できるようなゲームになっており、そこに仮想通貨の技術が加わることで、ゲーム内の活動で収入を得ることができるPlayToEarnのゲームをコンセプトとしています。
元素騎士は以下の3つのコンセプトを持っています。
・Free to Play(無料で遊ぶ)
・UGC to Earn(作って稼ぐ)
それぞれについて特徴を紹介します。
Play to Earn(遊んで稼ぐ)
上述した通り、元素騎士はゲームをプレイすることで稼ぐことができる仕組みになっています。
元々人気のソーシャルゲームということもあり、コンテンツはかなり充実しているようです。
クエストやレイドなどで仮想通貨を報酬として獲得したり、モンスターを討伐したドロップアイテムなどをゲーム通貨に換金し収入を得ることができます。
Free to Play(無料で遊べる)
ゲームを始めるにあたっては無料でスタートすることができ、ゲーム内で手に入れたNFTをマーケットで販売するなど、利益を上げる手段もあるようです。
また、強力なNFTの装備などをレンタル料を払って借りて、その装備を使ってプレイして稼ぐなど、資本はなくても低予算でゲームに本格参入できるような施策が検討されているようです。
ゲームのシステムをうまく活用すれば、Free Play To Earn(無料で遊んで稼ぐ)を実現できる可能性もあります。
UGC to Earn(作って稼ぐ)
UGCとは「User Generated Content」の略で、一般ユーザーがゲーム内のコンテンツを作成することを指します。
元素騎士には「オシャレ装備」というコンテンツがあり、このオシャレ装備によってプレイヤーの特殊能力や見た目の個性などを差別化できる要素があるようです。
NFT作成権利を持ったユーザーは、このオシャレ装備を自分で制作し、ゲーム内で販売し収入を得ることができます。
後ほど紹介しますが、このプロジェクトの基軸通貨である「MVトークン」を一定量ステーキング(預ける)ことで、このオシャレ装備の作成権利を得ることができます。
また、元素騎士にはLAND(土地)機能も実装されるとのことで、所有者はマップのオブジェクトを自由にデザインしたり、モンスターを使ってイベントを作成したりして、他のプレイヤーに公開することができるようなコンテンツが検討されています。 LANDの公開と合わせて入場料を設定することができ、LAND所有者はこれらの権利的な収益を得ることが可能なようです。
キャラクター(アバター)について
元素騎士ではMMORPGということもあり、自分オリジナルのキャラクターが作成可能です。
「職業」などの要素もあり、かなり自由にキャラクター育成が可能となっています。
また、今回はNFT技術との融合により、よりオリジナル性の高い個性的な装備を調達することが可能となりますので、世界で1つしかないオリジナルのキャラクターを作成することができ、メタバース上で独自性を出していきたいユーザーにとっては魅力的なコンテンツとなっています。
元素騎士のトークンについて
元素騎士には2種類のトークン(仮想通貨)が実装されます。
MVトークン
MVとはMetaverseの略とのことで、このMVトークンが元素騎士の基軸トークンになります。
以下が公式HPからの抜粋になります。 このように様々なトークンユーティリティが予定されています。
ゲーム内での用途が充実しているため、ゲームの人気が出ればトークンの価格上昇も期待ができます。
元素騎士のプロジェクトに投資をしたいという場合は主にこのMVトークンが投資対象となります。
RONDトークン
サブのトークンとして位置するのがRONDトークンです。
一般的なゲーム内通貨として実装が予定されており、ゲーム内で稼ぐ通貨としてはこちらのRONDトークンがメインとなります。
AxieinfinityでいうところのSLPのような位置づけです。
稼いだ通貨を現金化するために、常に売り圧力がかかることが予見されますので、需給のバランスが非常に難しいトークンですが、ゲームが長く継続するためにも、バランスの取れたエコシステムを開発してもらうことが期待されます。
元素騎士が期待できる2つの理由と課題
この項では元素騎士のプロジェクトが期待できる2つの理由と課題について解説します。
理由①:認知度の高さ&獲得ユーザー数
上述した通り、元素騎士はダウンロード数800万を超える人気ゲームの続編として制作されているため、既に相当な数のユーザー獲得が見込めています。
ブロックチェーンゲームはユーザー獲得が鍵になりますし、マーケティングにも非常にコストがかかります。
人気のゲームであったことから既に認知度は抜群なので、一般のゲームプレイヤーの多くをBCGへ呼び込む可能性があります。
Free To Playを採用しているので、呼び込み時の参入障壁も低く、ゲームが面白ければFreeから参入したプレイヤーからも課金(投資)を期待することができるため、これまでのBCGユーザーの垣根を超えた集客が期待できます。
理由②:ゲームの面白さが保証されている
一般的なBCGの大きな課題の一つとして、「ゲームがつまらない」というものがあります。
2021年には様々なタイトルのBCGがリリースされましたが、PlayToEarnとしてユーザーを呼び込むことができても、一般のゲームに比べるとゲーム自体が非常につまらない為、「稼げるけど、ゲームがつまらなくて作業が苦痛だ」といったようなケースが多く見られました。
面白いゲームを作るには非常に高いレベルのノウハウが必要であり、莫大な開発コストがかかります。
ゲームの開発はバランス調整や構成が少し変わっただけで一気につまらないゲームになってしまうような、非常に難しい開発が求められます。
やはり餅は餅屋ということもあり、これまでBCGとしてスタートしたプロジェクトは面白さのみで勝負する既存のゲームに比べて圧倒的にゲームのクオリティが劣っていました。
しかし、元素騎士は「Game of the year 金賞を獲得するほど完成されたゲーム」の続編として開発されているプロジェクトです。
そのため、この課題をクリアしており、「稼げる」と「面白い」を両立したプロジェクトになることが確実視されています。
面白いBCGを開発することによって、他のBCGのプレイヤーの多くが一気に元素騎士に流れていく可能性があります。
今後は同様に人気ゲームのBCG化という流れは来ると思いますが、まだまだ既存のゲーム⇒BCG化の流れの事例はそれほどなく、このプロジェクトは非常に注目されています。
プロジェクトの課題
ここまで紹介した元素騎士ですが、僭越ながらあえてプロジェクトの課題にも触れてみたいと思います。(以下は個人の見解です)
2021年12月のプロジェクト発表から、2022年8月のリリースまでという期間はゲームの開発期間としては非常に短い期間です。
本プロジェクトは元々完成されたMMORPGの仕組みの中に、BCGを取り込んだという開発の流れになってる可能性が高いと考えます。
そのため、ゲーム制作としては超一流ですが、持続可能なBCGのエコシステムを形成していくということに関しては、未知数な部分があります。
ちょうど前項で言及した、「餅は餅屋」という言葉がそのまま課題にも当てはまると考えています。
特にゲーム内通貨である「RONDトークンによる需給のバランス」と、このプロジェクトが「新規ユーザーを獲得し続ける以外に収入を得る仕組み」があるかがポイントになると思います。
元素騎士には「面白くて、稼げて、長く続く」良いゲームになることを期待しています。
今後の開発スケジュールと投資機会
元素騎士の開発スケジュールとプロジェクトへの投資の機会について解説します。
こちらが開発のロードマップです。 基軸通貨のMVトークンについては、この記事の執筆時点では既にトークンのIDOの受付が終了していますので、あとは1/27日のトークン上場後に購入するしか方法はありません。
しかし、BCG用の仮想通貨はリリース後に過熱・高騰する傾向があるのと、ゲームのリリース及びトークンのユーティリティの実装までにもう少し期間があるため、MVトークンへの投資タイミングは慎重に検討する必要があると考えています。
他の投資機会としては、ロードマップによると、複数回に分けてオシャレ装備のNFTオークションが実施されます。
現時点ではNFTオークションの詳細は不明ですが、オシャレ装備については「有名人や企業、アニメなどとのコラボ」が計画されているとのことなので、オークションに参加することで先行者利益を得られる可能性があります。
また、2022年10月には土地(LAND)のセールがあるため、元素騎士のメタバース内で地主として収益を上げたい方は今後の情報に注目です。
最後に
今回は「元素騎士 Online MetaWorld」について、解説しました。
メタバース銘柄ということで、ある程度の自由度の高さはあるものの、NFTのユーティリティがかっちり決まった地に足のついた手堅いプロジェクトである印象を受けます。
間違いなく、2022年期待のプロジェクトの一つです。
是非ご自分でもこのプロジェクトについて、いろいろと調べてみていただければと思います。
私の所属している「平安京」というギルドでは様々な仮想通貨プロジェクトの情報発信をしています。
TwitterやYoutubeで活動しておりますので、より情報を得ることに興味がある方は是非下記を参照してみてください。
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